2024年4月時点で入国規制が大幅に緩和されていますので、本記事を削除いたします。
タイでの医療大麻治療をご希望される方はお問い合わせよりお気軽にお問い合わせください。
2021年4月現在、タイではCOVIT-19の影響のため、日本からタイへの一般国際旅客便は運行していません。
外国人が入国するためには、入国証明書(certificate of entry, COE)という書類を在日タイ大使館や領事館で発行してもらう必要がありますが、残念ながらこの入国証明書(COE)は、観光目的の旅行者には発行されていません。
しかし、2020年7月1日以降は「タイ国内で医療を受ける必要のある者」は、必要書類を提示することで入国が許可されるばかりではなく、14日間の検疫期間を過ぎれば、タイ国内の旅行も自由に許可されます。また、3名までの付き添いの方も同時に入国が可能です。
(10)タイ国籍を保持しない者で,タイ国内で医療を受ける必要のある者および付き添いの者。ただし,これにはCOVID-19の治療は該当しない。新型コロナウイルスの感染拡大防止のためのタイに入国する渡航者に対する防疫措置(仏暦2563年6月30日付 CCSA 命令(7/2563) 附票)
2020年9月現在タイで医療用大麻の治療を受けるためには、どのような手順と準備が必要なのかを以下に説明したいと思います。
大まかなタイ渡航の流れ
まずは全体の流れを理解しましょう。
STEP1 オンライン問診票で処方可能性を医師に確認する
医療用大麻は、タイ保健省によりその処方の範囲が厳密に決められています。費用をかけて来タイしてから処方が出来ないようなことがないように日本から事前にオンラインによる問診票を記載いただいます。医師の判断により処方が可能と判断された方のみ次のステップにご案内をしています。
タイで日本語による医療用大麻治療をご希望方は まずはこちらの オンライン問診票 に記載をお願いします。
※この段階で病院からタイ保健省を経由してタイ外務省に情報が登録がされ、在日本タイ大使館から医療VISAの発行が可能か否かの照会できるようになります。STEP1の前に次に進まないようにお願いします。
STEP2 タイ医療機関から代替検疫病院(AHQ)証明書と受け入れ証明書を取得する
代替検疫病院(AHQ)証明書受け入れ予約証明書
代替検疫病院(AHQ)証明書と予約証明書をタイの医療機関から取り寄せます。医療VISA(Non-O/TR-MT)の取得には原本が必要です。
※付き添い者がいる場合は付き添い者に必要な書類も送付します。
STEP3 特別便のチケットを購入し、入国日(出国日)を確定させる
一般の旅客便は運行していませんので基本はタイ国籍の方がタイに帰国する特別便の飛行機に同乗させていただく形となります。入国日を確定させるためにタイ大使館のWEBサイトから特別便を確認してから直接航空会社からチケットを購入してください。
特別便のチケットを購入特別便の確認・予約(在東京タイ王国大使館公式サイト) から最新の状況を確認いただけます。
※入国証明書(COE)の準備などが間に合わない場合がありますのでキャンセル条項などは個別に運行会社に確認するようにしてください。
STEP4 医療VISA、医療保険、支払い能力を示す書類などを準備する
医療VISA(Non-O/TR-MT)ノンイミグラント-O /TR-MT 【治療のためのビザ (Non-O/TR-MT)必要書類】10万USドル以上でcovid-19をカバーする旨を明示した英文医療保険証参考:タイ国入国用「英文医療保険証」を個別に発行している海外医療保険支払い能力を示す書類(金融機関の残高証明など)日本の医療機関から発行された王国で治療を受ける必要性が記載された医療情報提供書
一般に治療目的の方は14日から数ヶ月の滞在となります。10万ドル以上の保証のある海外旅行・医療保険を滞在期間にあわせて申し込みください。その際に英語によるCOVIT-19などの補償内容が確認できるようにする必要があります。また、医療機関から発行された王国で治療を受ける必要性が記載された証明書も取得する必要があります。
STEP5 入国証明書(certificate of entry, COE)を申請・取得する
在日タイ大使館のフォーマットに従い入国証明書(COE)を取得してください。
入国証明書(COE)申請に必要な書類
パスポートのコピー(生体(顔写真)ページ)パスポート内のビザ、もしくは再入国許可証印があるページ航空券、もしくは予約確認書 (E-Ticket Reservation)記入済みの申告書(Declaration Form) (こちらからダウンロード)滞在期間中の10万米ドル以上もしくはそれに相当する治療補償額の英文 医療保険証。1年以上タイで滞在を希望する場合、医療保険期間は1年以上でなければなりません。また、海外医療保険証には新型コロナウイルス関連疾病治療費を付保することを確認し、明確に記載しなければなりません。入国の理由を示した書類:(医療行為を受ける目的)・病院の代替隔離施設(AHQ)に指定されたタイの医療機関から発行された渡航者を受け入れて治療し、14日間以上の期間医療機関内で隔離を行うための場所を確保したことを示したタイ保健省健康関連サービス推進局の公印がある証明書(見本)・タイで発生される全ての医療費用に見合う残高を証明するもの・付き添い者に関して、タイ保健省健康関連サービス推進局の公印がある渡航同行・支援証明書のコピー(見本)
入国証明書(COE)申請方法
有効のビザもしくは再入国許可を持っていることをご確認下さい。(ビザの予約をした方は、予約確認書代用可)全ての申請者は必要書類をPDF形式で以下のいずれかのEメールに送付する。全てのファイルに名前を入れて添付ファイルにてお送りください。例えば、1 passport photo, 2 visa or re-entry page, 3 air ticket, 4 declaration form, 5 health insurance, 6 ASQ reservation, 7 reason for entryメールを送る際は、件名を必ず【渡航希望日 :: 渡航目的申請者名(英語)】と記載してください。例 1 October 2020::Business::Mr.Taro YAMADA1 October 2020::Business Family Member::Mrs.Sakura YAMADA下記のメールアドレスのいずれかに必要書類をご送信する。(1) 在東京タイ王国大使館 econ.tyo@mfa.mail.go.th(2) 在大阪タイ王国総領事館 rtcgosaka.visa@gmail.com(3) 在福岡タイ王国総領事館 visa.fuk@mfa.mail.go.thメールを送信後、全ての申請者は 特別便の確認・予約(在東京タイ王国大使館公式サイト) のリンクにある最新のフライトスケジュールのフォームから必要情報もご登録下さい。
STEP6 72時間以内にRT-PCR検査をうけ英文陰性証明書と搭乗可能健康証明書を取得する
RT-PCR検査陰性証明書(Medical certificate with a laboratory result indicating that COVID -19 is not detected)搭乗可能健康証明書(Fit to Fly or Fit to Travel Health Certificate)参考:検査病院などの最新リスト 海外渡航者新型コロナウイルス検査センター
入国証明書(COE)は出発の4日前までに発行されますのでこの発行をもってRT-PCR検査と英文の搭乗可能健康証明書(Fit to Fly or Fit to Travel Health Certificate)を取得してください。
必要書類の発行主体別まとめ
必要書類の発行主体は「在日タイ大使館」「日本医療機関」「患者さん(家族)自身」「タイ医療機関」の大きく4つに分かれます。
在日本タイ大使館発行
①入国証明書(certificate of entry, COE)
日本の医療機関が発行
②渡航者が渡航にふさわしい健康状態であることを示す医師による証明書(Fit to Fly HealthCertificate)③渡航の 72 時間以内に RT-PCR 検査を行った上で発行された,渡航者が新型コロナウイルスに感染していないことを示す医師による証明書(Medical certificate with a laboratory result indicating that COVID -19 is not detected)④出発国の医療機関から発行された王国で治療を受ける必要性が記載された証明書
患者さん(家族)が自身で準備
⑤医療VISA(Non-O/TR-MT)⑥医療費やその他の費用を支払うことが可能であることを示す証明書⑦新型コロナウイルス感染症の治療費を含む医療費をカバーできる上限金額 10万ドル以上の保険もしくはその他の英文証明⑧医療情報提供書
タイの医療機関が発行
⑨渡航者が隔離を行う施設が政府の定める基準やガイドラインに沿っていることを示した証明書⑩王国の医療機関から発行された,渡航者を受け入れて治療し,14日間以上の期間医療機関内で隔離を行うための場所を確保したことを示す証明書
※付き添い者がいる場合は付き添い者に必要な書類も送付します。
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THCを含む医療大麻で改善できるとされている疾患は複数あります。
HIV、アルツハイマー、うつ病、強迫性障害、不眠症、てんかん、気管支喘息、帯状疱疹、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、クローン病、パーキンソン病など、約250種類の疾患に効果があるとする論文がある。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』※免責:VISAや入国書類などの内容は随時変更や追加の資料の提出を指示されることがあります。最終的な判断は大使館で確認ください。