現在タイでは多くの種類(成分含有比率)の大麻オイルが市販及び医療用大麻として流通しています。
タイ政府承認のオイルについて、THCとCBDの含有量について少し掘り下げてみました。
舌下用の製剤についてですが、舌下投与用スポイトの1滴は約30㎎と想定されています。
従って、
THC1.7%というものについては、1滴あたり0.5㎎のTHCが入っているものと計算されます。
1日6滴使って3㎎です。
またTHC Forteという強力なものがあって、これは、1滴あたり2.4㎎のTHCが入っており、様々な症状に推奨されています。
日本のカンナビス研究会のリンクから拝読した「カナダ薬物使用・依存症センター」の既述でも
大麻を初めて使用する場合は、THC を 2.5 mg以下で摂取し、効果を確認してから服用してください。
とあるので、まさにこのあたりの整合性はしっかりと取られているものと思います。
http://cannabis.kenkyuukai.jp/images/sys/information/20200428204755-2758196A1D56B96B904487B361FC9123BF31B37953141DF92AC3854D2CFFB633.pdf
一方CBD10%という表記のものもあるのですが、これは1滴あたり約3㎎がはいっていると計算されます。
日本内科の資料では、
健康増進目的や効果を急がない場合 は、CBD 3-10mg を 1 日 1 回からお使いください。
https://www.naika-inoue.jp/cbdpamphlet.pdf
とあるので、これも上手く整合性がとられていると思われます。